アイリスオーヤマが「SP事業部」新設で障がい者雇用を加速―宮城県角田市にて

ニュース

アイリスオーヤマ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:大山 晃弘)は、障がい者雇用の促進と生産性の向上を目的に、宮城県角田市の角田I.T.P.に「SP(スペシャルパートナー)事業部」を2024年3月1日付で新たに設立しました。これは、障がいを持つ従業員が自身の能力を発揮しやりがいを持って働ける環境を整え、社内での障がい者雇用をさらに促進する取り組みの一環です。

障がい者雇用の現状と課題

日本政府は、「障害者雇用促進法」に基づいて障がい者の法定雇用率の引き上げを決定しています。民間企業では、現行の2.3%から2024年4月には2.5%、2026年7月には2.7%へと段階的に引き上げが予定されており、アイリスオーヤマを含む宮城県内の企業や地方公共団体はこの動きに対応しています。アイリスオーヤマは、2023年の障がい者雇用率が2.36%と法定雇用率を上回る成果を達成していますが、さらなる障がい者雇用の拡充が急務であると考えています。

「SP事業部」の設立と目的

「SP事業部」は、障がいを持つ従業員の指導・支援を行いながら、個々の能力や適性を考慮した業務の割り当てを実現しています。この事業部の設立は、障がい者の社会参加を促進し、企業の生産性向上にも寄与することを目指しています。角田I.T.P.で新設された「SP事業部」では、年内に10名程度の障がい者を新たに採用し、パックごはんの製造ライン清掃業務などに従事させ、製造ラインの稼働率向上を見込んでいます。

全国的な取り組みの強化

アイリスオーヤマは、角田市における「SP事業部」の設立を皮切りに、全国各地で障がい者雇用を強化していく方針です。今年4月には佐賀県鳥栖市の鳥栖工場にも同事業部を新設予定であり、障がい者がその能力を最大限に発揮しやすい環境づくりに注力しています。このような積極的な障がい者雇用の取り組みは、社会的責任の遂行だけでなく、企業文化の豊かさと多様性の促進にも貢献しています。

 

アイリスオーヤマが障がい者雇用の促進と生産性向上を目指し、宮城県角田市に「SP事業部」を新設。障がいを持つ従業員の社会参加と活躍を支援するこの取り組みは、障がい者の法定雇用率向上にも寄与し、全国での障がい者雇用の拡充に繋がる重要な一歩です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました