子どもの安全と権利を守る「新司法面接プロジェクト」:つなっぐが日本版ガイドラインとプロトコルを発表

ニュース

認定NPO法人子ども支援センターつなっぐ(横浜市中区、代表理事:田上幸治、飛田桂)は、アメリカのNational Children’s Advocacy Center(NCAC)のコンサルテーションを受け、子どもに関わる司法面接のあり方を見直す「新司法面接プロジェクト」に取り組んでいます。

このプロジェクトの一環として、子どもたちの安全と権利を保護するための日本版司法面接ガイドラインおよびプロトコルを研究・開発し、それらを広く公開しました。これらのガイドラインとプロトコルは、子どもが安全な環境で供述できるようにすると共に、二次被害を防止することを目的としています。

日本の課題と新司法面接プロジェクトの目的

日本では、司法面接手法が児童虐待対応システムの一部として紹介され、実践されていますが、子どもに対する司法面接の全体的な構造に対する理解が不十分であり、誤解に基づく弊害も発生しています。また、子どもたちが裁判所に出廷することによる二次被害のリスクが指摘されています。つなっぐは、これらの課題を踏まえ、子どもの権利擁護に資する日本版司法面接ガイドラインおよびプロトコルの研究・開発を進めてきました。

新しい司法面接構造とその特徴

つなっぐとNCACによって開発された新しい「司法面接構造」は、面接の骨組みを提供しつつ、面接者がその専門性を活かして柔軟な対応ができるように設計されています。

この構造は、日本の子どもが司法面接において話しにくいという特性を考慮し、より効果的な面接が行えるように、準備や実施方法について具体的に記載されています。

「つなっぐ司法面接研修」の開催

この新しい司法面接構造を広く普及させるため、つなっぐは司法、医療、教育、福祉関係者や自治体職員向けに新研修を開催しています。

この研修では、最新の研究に基づいた知識の習得と、実際のグループワークや面接練習を通じて、実践で活用しやすい内容が提供されます。研修はオンラインで行われ、全国からの参加が可能です。

子どもの権利と安全を守る新たな取り組み

認定NPO法人子ども支援センターつなっぐは、子どもたちが安全で保護された環境で司法面接に臨めるようにするための新司法面接プロジェクトを推進しています。このプロジェクトにより開発されたガイドラインとプロトコルは、日本の文化と法制度に即した形で、子どもたちの権利を守る上で重要な役割を果たします。

新研修プログラムを通じて、これらの成果を全国の関係者に広め、より良い司法面接の実践を目指しています。

● 新司法面接プロジェクト→ https://tsunagg.com/jfi/
● 日本版司法面接ガイドライン→ https://x.gd/I8t7J
● 司法面接構造→ https://x.gd/Q1QTR

コメント

タイトルとURLをコピーしました