箱根町と宮津市、世界の持続可能な観光地トップ100選で受賞! 箱根町はユニバーサルツーリズム、宮津市は伝統工芸「藤織り」で評価

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神奈川県箱根町と京都府宮津市は、観光の国際認証団体グリーン・デスティネーションズが実施する「Green Destinations Top 100 ストーリーズ 2023(2023年世界の持続可能な観光地TOP100選)」でそれぞれ、「ビジネスとマーケティング部門」1位、「文化と伝統部門」3位を受賞しました。授賞式は3月6日、ベルリンで開催された世界的な旅行博「ITB Berlin 2024」内で行われました。

持続可能な観光への取り組みが評価

「Green Destinations Top 100 ストーリーズ」は、毎年、持続可能な観光に取り組む世界中の100地域を選出しています。1次審査を突破した地域は、2次審査で「持続可能な観光の課題に対する解決策」をテーマとしたグッド・プラクティス・ストーリー(優良事例)を作成し、提出します。有識者による評価を経て100地域が選出され、上位にノミネートされた地域がベルリンでの授賞式に招待されます。

箱根町のユニバーサルツーリズム

箱根町は、観光客の誰もが楽しめるユニバーサルツーリズムの取り組みが評価されました。観光サイドと福祉サイドが協力し、従来の観光の枠を超えた活動を実施しています。具体的には、バリアフリー化の推進、多言語対応の充実、高齢者や障がい者向けのガイドツアーの実施など、多岐にわたります。

宮津市の伝統工芸「藤織り」

宮津市は、「古(いにしえ)の技「藤織り」の伝承」をテーマに、伝統工芸「藤織り」の技術や保存会の活動を紹介しました。藤織りの歴史、技術の継承、地域活性化への貢献など、ストーリー性が高い点が評価されました。

2年連続で日本から1位選出

2022年は愛媛県大洲市が「文化と伝統部門」で1位を受賞しており、今回、箱根町が1位を受賞したことで、日本からは2年連続での1位選出となりました。

今回の受賞は、箱根町と宮津市の持続可能な観光への取り組みが国際的に認められた証であり、今後の観光地としてのさらなる発展が期待されます。

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