公益社団法人青年海外協力協会JOCA南部(以下、JOCA南部)は、日本財団「子ども第三の居場所」プロジェクトの一環として、鳥取県南部町に新しい子どもの居場所「法勝寺温泉 別館」を開設しました。この新施設は、家でも学校でもない第三の安心できる場を提供することを目的としています。
地域との連携で創出された居場所
JOCA南部は、2016年の設立以来、南部町において地域の賑わい創出事業に積極的に取り組んできました。地域再生推進法人としての指定を受け、地域の関係団体や役場と協力して、町の活性化に努めています。このたび開設された「法勝寺温泉 別館」は、地域の子どもたちが自ら選択できる居場所の提供を目指し、地域全体での居場所の幅を広げる取り組みの一環です。
開所式とその展望
開所式では、JOCA代表理事の雄谷良成氏が、この新しい施設が子どもたちや地域住民にとって、安心して気楽に集まれる場所となることを願い、地域コミュニティの活性化を目指す意向を表明しました。日本財団公益事業部子ども支援チームのチームリーダー金子知史氏も、地域住民の協力のもと、子どもを中心としたコミュニティの構築を呼びかけました。子どもたちによるくす玉セレモニーも実施され、開所式は温かい雰囲気のうちに行われました。
居場所の利用と地域活性化
「法勝寺温泉 別館」は、小学生から高校生までが対象で、週6日の運営を予定しています。子どもたちが地域の人々とのつながりや交流を通じて成長できるよう、施設内には誰でも利用できる飲食店も併設されています。さらに、地域住民や地元高校生によるサークル活動のイベントも計画されており、子どもたちの居場所としてだけでなく、地域を活性化する拠点としての役割も担います。
子どもと地域のための新しいステージ
鳥取県南部町に開設された「法勝寺温泉 別館」は、JOCA南部による地域賑わい創出事業の最新の成果です。家や学校外の安全な第三の居場所を提供し、子どもたちの成長と地域活性化を促進します。
この施設は、地域住民や子どもたちが互いに繋がり、支え合うコミュニティの構築を目指しており、多様な活動を通じて子どもたちにとっても地域にとっても価値ある場所となることが期待されます。
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